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モンスター社員という言葉も広く知られるようになりましたが、依然として採用担当の方にとっては大きな悩みに違いありません。今回は、モンスター社員の特徴や対策について、大まかなポイントをご紹介します。
モンスター社員の特徴
一口にモンスター社員といっても、それぞれに特徴は異なります。いくつかのタイプをまずは見てみましょう。
- パワハラ型:思ったことをそのまま発言し攻撃的な印象を与える
- 家族介入型:親や家族が子どもの職場に過剰な干渉をする
- 不安定型:TPOに合わせた発言・行動ができず、感情を抑えきれない
- 自信過剰型:自分の力を過信した態度で、傲慢・わがままな印象を周りに与える
- 反抗型:言い訳が多く、最終的には逆ギレをしてしまう
- 被害妄想型:卑屈で自分の落ち度を大げさに捉えてしまう
上記はあくまで一例ですし、程度によっては“モンスター”にはならないケースもあります。しかし、在籍することで職場の人間関係が悪化したり、空気が悪くなるような場合はモンスター社員と認定しても差し支えないでしょう。
入社後の対策は?
もしもモンスター社員が入社してしまった場合には、部署全体で対処をしていく必要があります。
まずは定期的な状況確認です。本人が周囲とどのようなコミュニケーションを取っているかを観察するとともに、ヒアリングなども実施します。また、問題行動を起こした場合には指導を行い、改善が見られないようであれば罰則も必要です。
なお、いくら指導を繰り返しても改善が見られない場合は、本人に退職を促すケースも考えられます。ただし、これはあくまでも“促す”のみに限られており、解雇は難しいのが現状です。解雇に関わる該当事項の注意を重ねていれば解雇も可能にはなりますが、それまでには多くの時間と労力がかかるでしょう。
大切なのは採用調査
モンスター社員の対策としてもっとも大切なのは、採用時のフィルタリングです。たとえば短期間の転職を繰り返しており、その理由を明確に答えられないような場合は要注意です。そのほかにも、過剰に過去の実績における貢献度をアピールしたり、面接官の対応に一喜一憂するような感情の不安定な人は採用を見送るようにしましょう。
ただし、面接だけで完全にモンスター社員を見抜くことは困難です。とくに重要な部署に就く人間の採用や、会計に関わるようなスタッフを採るのであれば、細心の注意が必要になるでしょう。こうした際には、専門の会社に採用調査を依頼するのもおすすめです。
まとめ
モンスター社員は社内環境に悪影響を及ぼし、最終的には会社全体の損失を生む可能性のある要注意人物です。入社後に対応をしたとしても、こうした損害を防ぎきれないかもしれません。採用調査によってしっかりと見極めを行うことが、企業の発展につながります。
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