ニッコー（株）

当社の前身は明治41年に創業した日本硬質陶器。大正6年には韓国・釜山に進出、当時世界で有数の生産規模を誇った。しかし戦後、旧会社を整理して日硬陶器㈱(現・ニッコー㈱)を設立。高度経済成長期の陶磁器食器の老舗として日本の家庭に洋食器を広めた。昭和36年にFRP（繊維強化プラスチック）の加工技術を開発。家庭用に合成樹脂製の浴槽や浄化槽を製品化するなど住設機器の製造分野に進出。昭和49年には大規模公共施設へ向けた水処理プラント機器を納品するなど業容を拡大した。昭和58年現商号に変更。加えて食器の製造技術を応用した「96％アルミナ基板」や「厚膜混成集積回路」など電子セラミック製品を開発するなど事業多角化を推進、上述の3分野が事業の柱となっている。平成元年に株式上場。その後のリーマンショックなどより度々、危機的状況を迎えたが、筆頭株主の三谷充（三谷産業㈱会長で、現代表取締役・三谷明子の夫）、2位は三谷産業㈱で持分法適用会社であるなど結びつきは強く、同社の助力などもあり辛うじて乗り越えてきた。・・・