(株)ファルテック

当社の発祥は大正6年設立、米フォード社の車両部品を手掛けた橋本鉄工所と、昭和12年設立でスカイライン「ケンメリ」の自動車外装部品(エアロパーツ)製造で知られる日産自動車販売㈱が経営統合して設立に至った。富士銀行（現みずほ銀行）の融資系列からなる企業集団である芙蓉グループと歴史的・資本的結びつきがあるが、正式に名を連ねてはいない。経営統合後の平成24年に自動車用ピストンリング製造を手掛けるTPR㈱の子会社となっている。現在はラジエターグリルやミリ波レーダーカバー、ルーフレールなどの外装パーツと電装品モジュールを戦略商品として注力。しかし主力販売先である日産自動車で主力のアメリカ市場や中国での経営不振の影響で、平成30年には棚卸資産過大計上などで、過去6期に渡って約14億円の利益水増しが明るみになるなど当社の窮状が露呈されることとなった。・・・